一般社団法人トラウマ・リカバリー研究所

Denise M. Saint Arnault, PhD, RN, FAAN

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研究アドバイザー | Research Advisor

医療人類学博士(ウェイン州立大学)
ミシガン大学教授。
Multicultural Study of Trauma Recovery consortium(MiStory)創設者であり代表理事。
30年以上にわたり、トラウマリカバリー、文化、援助希求行動に関する研究を行っている。


アメリカ、日本、アイルランド、ブラジル、イタリア、ルーマニア、ポルトガルなどのジェンダーに基づく暴力を経験したサバイバー女性を対象に研究を行い、「援助希求行動の文化的決定要因理論(Cultural Determinants of Help Seeking theoy)」を開発・検証している。
また混合研究法を用いて、アメリカや日本などのトラウマサバイバーを対象に、苦痛の経験、文化に基づくトラウマの意味づけ(スティグマや首尾一貫感覚など)、ソーシャルサポート、社会的葛藤などが与える援助希求行動への影響を明らかにしている。

Saint Arnaul博士は、絵や図を用いてナラティブな語りを促すインタビュー手法「Clinical Ethnographic Narrative interview:CENI」を開発し、その手法は、日本を含む13か国のトラウマサバイバーに実施され、言葉にならないトラウマ体験や感情、その意味などの豊富なナラティブデータを基に、援助希求行動における文化的・社会的影響を探求し、その過程における自己の気づきと社会とのつながりを促進する文化を尊重した介入を提案している。

https://nursing.umich.edu/faculty-staff/faculty/denise-m-saint-arnault

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