一般社団法人トラウマ・リカバリー研究所

Trauma Recovery
International Conference

トラウマリカバリーインターナショナルカンファレンス

2025.11.18(Tue)

Toward New Models of Trauma Healing and Recovery

Art, Business, and Academia in Dialogue

このたび、一般社団法人Institute of Trauma Recovery(トラウマ・リカバリー研究所)では、2025年11月18日(火)トラウマリカバリーインターナショナルカンファレンスを開催いたします!

本カンファレンスでは、トラウマリカバリーに関わる国際的な研究者・実践者に加え、アーティストやビジネス分野の方をお招きし、トラウマリカバリーをテーマに「アート×ビジネス×学術」という多分野の対話を通じて、新たな社会・支援モデルの創出を目指しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

開催概要

Event overview

日 時
2025年11月18日(火)13:00〜17:00(12:30開場)
会 場

サントリーホール ブルーローズ(〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目13−13)

主 催
一般社団法人Institute of Trauma Recovery
協 催
イノー・アソシエイツ株式会社
テーマ
Toward New Models of Trauma Healing and Recovery — Art, Business, and Academia in Dialogue
定 員
300名(先着順)
参加費
5,800円(税込)
申 込
Peatixにて受付 https://trrecovery.peatix.com/
備 考
日英同時通訳あり。スマートフォンと有線イヤフォンをご持参ください(Bluetoothは混信の恐れあり)。

登壇者

Speaker

Denise Saint Arunalt

医学人類学博士(ウェイン州立大学)。ミシガン大学教授、、世界13か国のトラウマリカバリー国際共同研究チーム(Multicultural Study of Trauma Recovery consortium:以下、MiStory)創設者、代表理事、トラウマ・リカバリー研究所研究アドバイザー。絵や図を⽤いてトラウマ当事者のナラティブな語りを促すインタビュー⼿法(Clinical Ethnographic Narrative Interview:CENI)を開発し、その手法を用いて、日本、米国、ギリシャ、トルコなどの13か国でトラウマリカバリーのプロセス、⽂化との関連、援助希求⾏動に関する研究を実施している。

Kyle Linton

OurWave(米国非営利団体)の創設者・代表理事。トラウマ・リカバリー研究所メンバー。複数のソフトウェアやライフスタイル関連のビジネスを立ち上げ、運営し、売却してきた、経験豊かなビジネスリーダーである。2018年、親しい友人が性被害を受けたことをきっかけに、トラウマを抱える人たちが安心して集まれるオンラインのコミュニティを作りたいと思い、Our Waveを設立、今に至る。Our Waveはこれまで世界69か国以上で、30万人を超えるトラウマサバイバー(暴力被害を経験した方々)が利用している。

Laura Sinko

看護学博士(ミシガン大学)。テンプル大学フィラデルフィア校助教、Our Wave理事、MiStory理事、トラウマ・リカバリー研究所メンバー。性暴力対応看護師(Sexual Assault Nurse Examiner)であり、ジェンダーに基づく暴力を中心とした健康の公平性と社会変革に関する研究に従事。トラウマサバイバーのいやしのプロセスと行動を理解することを目的とした写真を使ったインタビュー手法「Photo-experiencing and reflective listening(PEARL)」を開発し、アメリカや日本のトラウマサバイバーを対象に実施している。

Kleio Koutra

社会福祉学博士(クレタ大学)。ヘレニック地中海大学の准教授、応用社会調査・ソーシャルワーク研究所の所長。MiStoryの理事であり、トラウマ・リカバリー研究所のメンバー。近年、アメリカのラトガーズ大学・グローバルヘルス研究所の准会員に就任。彼女の研究は、ジェンダーに基づく暴力からのトラウマリカバリーの文化的・社会的文脈的理解である。数多くの国際共同研究を主導・参加しており、被害者の声を社会に届け、誰も取り残さないトラウマリカバリーのアプローチを推進することに情熱を注いでいる。

鶴田さくら

電子音楽家。バークリー音楽大学にてMusic Therapy科を首席で卒業後、ホスピス・緩和ケア病棟で音楽療法士として活動中に、テクノロジーを用いた音楽表現に魅了され、同校Electronic Production & Engineering科に進学し、再び首席で卒業。帰国後は、電子音楽を軸に作曲・演奏・教育など幅広く活動し、ハイブランドとのコラボレーションや国内外の大学での特別講義も行う。音楽業界におけるジェンダーギャップ改善への取り組みが評価され、Forbes JAPAN「100通りの『世界を救う希望』」に選出、表紙も飾った。

キタ幸子

保健学博士(東京大学)。Institute of Trauma Recovery(トラウマ・リカバリー研究所)創設者・共同代表理事、MiStory理事。専門分野はパートナーからの暴力や子ども虐待などの家族の暴力である。暴力がない社会、全ての当事者が心身・社会的に回復(トラウマリカバリー)できる社会を目指して、約20年にわたり、臨床・支援現場での支援、施策、システムの創生に資する研究・活動に従事、2025年4月にトラウマ・リカバリー研究所を設立、現在に至る。

池浩太郎

Institute of Trauma Recovery(トラウマ・リカバリー研究所)創設者・共同代表理事。イノー・アソシエイツ株式会社創業者、代表取締役。 企業成長・再生アドバイザー。30年以上に渡り、大規模なM&Aや資本政策の助言業務に従事。案件を通じて、健全な職場環境と経営体制を維持するためのメンタルヘルス対策の重要性を認識。 企業としての当事者のトラウマに対する向き合い方や、そのリカバリーのための支援策に関する情報交換とデータ収集のプラットフォームの必要性を感じ、当法人に参画。 イノー・アソシエイツ株式会社ホームページはこちら https://innoh-a.com

プログラム

Program

第1部

学ぶ 考える

基調講演

Denise Saint Arnault
「対人関係からのトラウマとそのリカバリーを理解する: 今こそアクションを」

パネルトーク

Denise Saint Arnault 他
「トラウマの時代を生き抜く: 世界のサバイバーシップとレジリエンス」

話題提供

Kyle Linton × キタ 幸子 × 池 浩太郎
「『アート×ビジネス×学術』の新たなビジネス・支援モデル」

第2部

感じる

映画 視聴・解説

Laura Sinko「Finding The Strength To Heal」
映画製作の背景や動機、バックストーリー等の紹介

クロストーク

Laura Sinko × キタ 幸子
日本と米国のサバイバーが撮った写真やアートの紹介

クロストーク

Denise Saint Arnault × Laura Sinko × Kleio Koutra × キタ 幸子
世界のトラウマリカバリーの声とワークの紹介

演奏

鶴田さくら
トラウマリカバリーをテーマにした音楽演奏

ja日本語
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